現在、蛍光灯からLEDの付け替えに補助金が出ているのを知っていますか。
経済産業省が主導して中小企業や個人事業主の省エネをサポートしています。
( https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/enterprise/support/ )
※この情報は、2024年6月時点のものですので、助成金に関する内容は、読まれた時点の最新のものを参照ください
最近、省エネ補助金(正式名称:省エネルギー投資促進支援事業費補助金)の2次公募が、(2024年5月27日(月) ~ 7月1日(月) スタートしました。
この補助金を使うと最大設備費に対して1/3以内で、LED照明(制御機能付き)の付け替え などの補助を受けることができます。
この機会に多くの事業者さまが蛍光灯からLED照明に変更しています。
その中で、皆さんが困っているのは、現在取り付けてある蛍光灯の処分方法です。
今回は、蛍光灯の処分方法についてダンボールが大活躍するのでご紹介したいと思います。
ダンボールが蛍光灯の廃棄に最適な理由
蛍光灯の廃棄方法についてみなさんはどんなイメージをお持ちですか?
1本や2本なら、家庭で出すように、新聞紙やゴミ袋にくるんで、指定の場所に持って行くと思いますが、事務所のフロア丸ごと、ビル全体、工場全部、となるとその処分方法はまるっきり変わってしまいます。
使用場所によって、長さも数も違いますし、薄いガラス管でできた蛍光灯は割れやすく、扱いも慎重に行わなければなりません。
そんな時に活躍するのが、「蛍光灯廃棄用ダンボール」です。
このダンボールについて、安全面や利便性などについて、お伝えしていきます!
普通のダンボールと何が違うのか?
まず「蛍光灯廃棄用ダンボール」と言っても、作りや使うダンボールは一般的なものと同じです。
ただ、蛍光灯は細長いために、一般的な荷物を送るダンボールでは合わない場合が多いのです。
一番大きな大きな違いは、「細長い」事です。
ポスターを入れる箱も細長いのですが、長さも限定的で長くても90㎝ほど。
それほどたくさんは入りませんし、代用するには少し問題があります。
また、蛍光灯は、長さが1mを超えるものも多く、2367㎜(236.7cm)という長さのものまであるため、とても既製品では対応ができません。
安全に捨てることができる
蛍光灯を廃棄するときには、とにかく安全に配慮して捨てたいものです。
蛍光灯の中には体に悪影響を及ぼす水銀などが入っていることもあり、割れる事でそれが飛散したり、割れたガラスが散乱したりして、とても危険です。
ゴミ袋や、新聞紙では、そうした飛散は抑えられるかもしれません。
しかし、破れてしまう可能性はとても高いです。
事務所や工場から出てくる沢山の蛍光灯すべてを、慎重に、丁寧に包む事は現実的ではありません。
仮にその場でうまく包めたとしても、それを運んだり捨てる人が、同じように慎重に扱わなければ、同じ危険に見舞われます。
蛍光灯廃棄用ダンボールであれば、ゴミ袋や新聞紙と比べるとはるかに厚手で頑丈であるため、捨てる際、運ぶ際にも、このような危険を避ける事ができます。
サイズ変更が自由自在
先ほど、2367㎜という非常に長い蛍光灯がある事に触れましたが、蛍光灯には10種類以上の長さの規格があります。
オフィスや工場では、基本的には同じ長さの物を使用している事が多いのですが、どの長さを使っているかは、そこ次第。
できるだけ、ぴったりの長さで入れる事ができれば、余分なスペースもいりませんし、箱の中で動いて割れる事も少なくなります。
スペースを確保できて運びやすい
蛍光灯をゴミ袋などに詰めていくと、多くは重ねる事ができません。
また不安定な重ね方は、崩れて来た時に割れてしまい、危険が増します。
蛍光灯廃棄用ダンボールであれば、蓋をすれば、上に積み重ねる事ができ、作業スペースを確保することができます。
また、箱の形が安定しているため、運びやすいのも最大のメリットです。
蛍光灯を廃棄する時の手順
ここでは、どのようにすれば、実際に「蛍光灯廃棄用ダンボール」で処分できるようになるのかを見て行きましょう!
①長さをチェック!
ダンボールをオーダーしていただく前に廃棄される蛍光灯の長さをチェックしてください。
短かいとダンボールに蛍光灯が入らず二度手間になってしまいます。
逆に長くなると蛍光灯をダンボールに入れたときにスペースができ、蛍光灯同士がぶつかり、割れやすくなります。
廃棄される蛍光灯サイズを計測いただき、ダンボールを発注してください。
②箱をしっかり密閉!
届いたダンボールを組み立てる時、まずは「底」を組み立てます。
この時、1本だけテープを貼るのではなく、「H」の字になるようにしっかり張ります。
さらに、箱の内側の短い蓋も、テープでしっかり貼り、隙間ができないようにしておきましょう!
※底のテープがHになるように貼る
③蛍光灯をどんどん投入!
箱の底をしっかり密閉できたら、できれば、エアキャップや新聞紙などを敷き、念には念を入れておきます。
蛍光灯を敷き詰めながら、2段目からは新聞紙などを挟むと、割れ防止に繋がります。
最後は割るものなので、箱に入れている時も割れてもいいと思われるかもしれませんが、蛍光灯の中には、有害な物質も含まれている事がありますので、できれば割らずに廃棄したいものです。
④蓋もしっかり密閉
蓋を締める時には、蓋ギリギリまで詰めず、あと1段はいるくらいの余裕をもって蓋を締めましょう。
ギリギリまで入れると、蓋の上に物が乗った時に、中身が割れる可能性が高くなります。
できれば、新聞紙をまるめたり、エアキャップなどを入れて、隙間を埋めた上で、蓋をするといいですね。
底と同じように、蓋もしっかりとテープで貼り、隙間を無く、万が一中で割れても、破片が出てこないようにしましょう。
⑤運ぶ人、捨てる人への思いやり
しっかり密閉したら、
☑中身には危険なものが入っている事
☑ひっくり返さないようにすること
☑ぶつけないように気を付ける事
などがわかるように、文字やマークで表示をしておきましょう。
企業からでるゴミは、産廃扱いになりますので、その業者の指示に従って処分を依頼します。
※ 記入例 :蛍光灯在中、割れもの注意、天地無用、取り扱い注意、 などを記載
まとめ
蛍光灯のような、形が特殊で、危険も伴うような物の処分にはダンボールがピッタリです。
電気料金の値上がりに伴い、LED照明に切り替える際には、ワンフロア全体、もしくは事務所全体を変えていく事も視野に入ってくると思います。
その時に、一度に出てくる蛍光灯の処理には、家庭用と同じような処分方法では手間も危険も伴います。
こうした解決の一つに「ダンボール箱で廃棄する」という選択肢がある事を、覚えておいていただければ幸いです。
オーダンボールでは、「蛍光灯廃棄用ダンボール」のような、特殊な形状のものでも、小ロットでの対応をしており、全国への発送も承っております。
大阪市内、近郊であれば、配達もできますので、ご検討の際には、是非お気軽にご相談ください。