展示会のブース装飾は手作りできる?おすすめのブース装飾5選

イベント会場などでブースを目立たせるには、装飾に力を入れることが重要です。

装飾と一口にいっても、大掛かりなものから手作りできる手軽なものまで、アイデアは複数あげられます。

この記事では、一部手作りできるものも含めつつ、集客力をアップさせるブース装飾について解説します。

ブースの基本的な作り方は3パターン

ブース装飾を考える前に、まずは自社や会場に合ったセッティング方法を選ぶ必要があります。

展示会やイベント、求職者向け合同説明会などでブースを作るときは、基本的に3つのパターンのいずれかを選びます。

1.メインの机を置くパターン

もっとも一般的で手軽な演出方法が、ブースの前面に机を置き、商品や資料を置くパターンです。

机は会議用テーブルなど横長タイプが多く、会場でレンタルできる場合が多いです。

手軽で設営に時間がかからないメリットがありますが、机の上に物を置くだけでは目立ちにくく、通り過ぎられやすいデメリットがあるため工夫が求められます。

2.壁を装飾するパターン

立体感を出したいときに向いているのが、ブースの背後にパーテーションなどで壁を作る方法です。

設置した壁には商品を飾ったり、装飾を施してブランドイメージに合った演出をしたりと、さまざまな使い道があります。

壁を設置するメリットは、他社ブースと背中合わせの配置となっているときに背景を壁で区切れることです。

壁で背後のブースのイメージをシャットアウトできるため、自社独自の世界観を演出できます。

また、目線の高さにアピールしたいものを配置できるので、集客しやすいメリットもあります。

演出したいブランドイメージによっては、布やディスプレイなど装飾によるひと工夫が必要です。

3.部屋のように周りを囲むパターン

部屋のようにパーテーションを三方(背景・両サイド)に設置して、内部に展示を行う方法です。

背景はもちろん、両サイドにも壁を作ることにより、周辺の他社ブースの影響を受けることなくブランドイメージを演出できます。

高級感やブランドの雰囲気を重視するなら、パーテーションではなくキットを設置するタイプの木工ブースも効果的です。

部屋タイプは独自の世界観にターゲットを引き込みやすい一方で、閉鎖的になりやすいデメリットもあります。

「入って見て行ってくださいね」と言っても、なかなか入ってもらいにくくなるおそれもあるため、ターゲットが抵抗感なく立ち入れるようなブース作りが求められます。

集客につながるブース作りのポイント

ブースは、壁や机を並べただけでは集客につながりません。

ターゲットの関心を引くような、魅力的なブース作りが必要です。

どの業界にも当てはまる、集客できるブース作りのポイントを3つ紹介します。

何の会社・サービスか分かるブース作りを心がける

ブースの装飾は、取り扱っている商品やブランドが分かるデザインを心がけましょう。

デザインは単純に目立てば良いというわけではなく、自社の立ち位置やターゲット層も意識することがポイントです。

たとえば会社の知名度が低い場合、社名や企業ロゴだけを目立つようにブース作りを行っても意味がありません。

ブランドや商品名のほうが知名度があるなら、会社名よりも商品やイメージキャラクターを目立たせるほうが集客しやすくなります。

商材やイベント参加の目的に合ったブースを作る

どのような商材をアピールするのか、出展でどのような結果を得たいのか、目的に合ったブース作りも必要です。

商材によっては、資料や映像を延々と見せるよりも、直接体験してもらったほうが魅力を伝えやすいこともあります。

実際に商材へ触れてもらいたい場合は、製品体験型のブースを作りましょう。

しかし会場によっては電源確保に限りがあったり、水や火などブースで使用できるものに制限が設けられていることもあります。

会場の状況的に体験してもらうことが難しくても、実物を展示するとイメージしやすく、商談につながりやすくなります。

展示する商材に動き(回転する、開閉するなど)を出して、注目を集めるのも効果的です。

ブランドやコーポレートカラーで差別化を図る

借りたボードやパーテーション、机をそのままの状態で使用する方法は効果的とはいえません。

壁紙や布などのクロス類、ポスター、装飾などで自社らしいブースを作りましょう。

周囲が白や木材をベースとしたブースが多ければ、色を使った自社のほうが目立ちやすくなります。

色を使うときは、ブランドイメージに近いものやコーポレートカラーをベースにしたデザインがおすすめです。

フルカラーは華やかですが、色数が多いと会場の景色に紛れかねません。

1〜2色程度に絞ったほうが周囲の景色に溶け込みにくく、目立ちます。

大きくロゴが印刷された看板など、立体的なアイキャッチを設置するのも効果的です。

手作りもできるブース装飾5選

人の目を惹きつけるブース装飾というと、お金をかけた大掛かりなものをイメージする方も多いのではないでしょうか。

ブース装飾の中には、工夫次第で手作りできるものや費用を安く抑えられるものも複数あります。

ここからは集客力をアップさせるブース装飾を、手作りできるものも含めて5つ紹介します。

壁面装飾

基本的なテクニックとして、パーテーションなどのボード表面に、布やポスターなどで装飾する方法があげられます。

たとえば下記の布やポスターなどで壁一面に貼ると、会場で注目を集めやすくなります。

・ブランドロゴ入りの布

・コーポレートカラーの布

・フルカラー印刷の紙

・ポスター

・写真

など

ただし会場によっては、その場でパーテーションなどを借りられない場合もあります。

自社で持ち込み可能となっているのであれば、商材とあわせてパーテーションなどを搬入しましょう。

無地のパーテーションではなく、ダンボールで作ったフルカラーのパーテーションを持ち込むのもおすすめです。

強度に優れた強化ダンボールを使用すれば、木製のパーテーションのようにしっかりと自立してくれます。


矢野紙器株式会社なら、上記の事例のように強化ダンボールとUVインクジェット印刷でオリジナルデザインのパーテーションを製作できます。

モノクロはもちろん、フルカラーやグラデーション、繊細なデザインも再現できるので、ブランドの演出に効果的です。

強化ダンボールなら軽量で持ち運びやすく、古紙回収で処分しやすい点もメリットです。

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アイキャッチ

大きな会場では、遠方にいる来場者にも注目してもらうためのアイキャッチが必要です。

タペストリーなどを天井から吊るしたり、壁にかけたりしてアイキャッチを作ります。

壁面装飾と合わせて、色のコントラストで目立たせる方法も効果的です。

たとえば大きめのタペストリーで注目を集めて、フリー配布のリーフレットなどを近くに設置すると、机のうえに並べるよりも気軽に持って行ってもらえます。

矢野紙器株式会社の強化ダンボール什器なら、パーテーションの壁面装飾として陳列棚も取り付けられます。

会場で資料や商品を展示しつつ、装飾でブランドの雰囲気も演出できます。

また、木や波、動物など個性的な形状のパーテーションを作れば、アイキャッチ的な役割も担ってくれます。

壁面装飾に陳列棚を取り付けると、パーテーション・リーフレット設置用棚・アイキャッチを別々に作る手間がなくなる点もメリットです。

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椅子カバー

椅子カバーは、会場に並べたパイプ椅子の背面にコーポレートカラーやブランドカラーのカバーをかける方法です。

会社説明会など、複数の椅子を設置するブースに最適です。

同じ形状の小物(椅子)に同じデザインのカバーをつけることで、ブース内に統一感が出るメリットもあります。

椅子カバーの製作方法は、下記の2通りです。

・印刷会社に布製のものを製作依頼する

・自社でコピーしたものをテープで貼り付ける

業者に依頼して本格的なものを作らなくても、コピー機を使えば手作りが可能です。

ブランドイメージのデザインを採用する他、あえて社長の手書きメッセージを印刷して貼ることで、自社のカラーを演出する方法もあります。

パイプ椅子への装飾では味気ないと感じる方は、椅子そのものを製作する方法もおすすめです。

矢野紙器株式会社では、上記画像のオブジェのように強化ダンボールで椅子そのものを机とセットで製作可能です。

もちろん椅子にもUVインクジェット印刷できるので、ダンボールそのものの色の他、コーポレートカラーやブランドカラーを取り入れた椅子も作れます。

机も椅子も長方形から扇形までオリジナル形状で製作できるので、個性的なブース作りにつながります。

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卓上用のディスプレイ

屋外イベントなどでパーテーションの貸出がなく、壁が作れないイベントの場合、主に机を使って展示することとなります。

しかし、ただ机に並べただけでは、遠目からでは何のブースか分かってもらえません。

机の上を工夫して、高さを出して展示することで、通り過ぎさせず立ち止まらせるブースを作れます。

展示物に高さを出す方法は、下記の2つです。

・卓上用の展示台を設置する

・オリジナルの什器に陳列する

卓上用の展示台は、小箱をテープで留めて手作りすることもできます。

陳列する商材が小物なら、コルクボードにピンで商品を留め、スタンドで立てる方法も手軽です。

より目立たせたい場合は机の上だけではなく、専用の展示台をダンボールで製作するのも効果的です。

矢野紙器株式会社なら、オリジナルデザインの展示台も強化ダンボールで製作可能です。

強度があるので、さまざまな形状に対応でき、重みのある商材も展示できます。

上記の事例はホワイト一色ですが、フルカラーでも個性的な展示台を作れるので、高級感のあるブースにも溶け込みます。

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フロアマット

フロアマットなど床の装飾があるとブースの境界が明確になり、他社ブースと区別してもらいやすくなります。

閉鎖的になる場合もあるので、展示する商材やイベントテーマ、ブースのタイプに合わせて導入を検討しましょう。

フロアマットも、下記のとおり2つの製作方法があります。

・印刷会社に本格的なものを依頼する

・コピーした紙を床に並べる

手作りする場合、コピーした紙を床にテープで貼り付けるだけでフロアマットっぽくなります。

通常のコピー用紙を使用すると丈夫さは期待できないため、あくまで1日のみの単発使用に限った方法です。

長期イベントで連日使用するなら、業者に依頼して本格的なラバー製のものを作るか、強度のあるものを手作りしましょう。

また、手作りの場合はオフィス用コピー機の対応サイズの問題で、何枚も印刷して床に貼り付ける手間があります。

印刷や設置の手間を減らしたいなら、プロへ任せるのもおすすめです。

「印刷会社に依頼」が、必ずしも本格的なラバーマットを作るだけとは限りません。

紙への印刷に特化したプロに任せれば、ラバーマットよりも安価に製作できます。

まとめ

ブースの集客力をアップさせるためには、装飾で他社との差別化を図る必要があります。

強化ダンボールなら、優れた強度で什器も作れるうえ、木材や金属で製作するよりも費用を安価に抑えられます。

矢野紙器株式会社は、展示台やパーテーションなどブース作りに適した強化ダンボール製品もオーダーメイド可能です。

ヒアリングでご要望に沿った提案をしますので、予算や耐久性なども遠慮なくご相談ください。